お米の質問

お米Q&A

Q1お米の保存方法(虫の発生を抑制する方法)は?
高温多湿、また酸化する条件下では保存しないようにすることが大切です。且つ、ハイザー(米びつ)に継ぎ足して使用されると害虫が発生しやすくなります。風通しの良い冷暗所。低温,湿度が一定の条件下で、15℃程度の温度を保てば、害虫の発生はかなり抑制できます。冷蔵庫の野菜室へ密封できるプラスティック容器等(コーヒーの空き瓶も良いと言われます)に入れて、2週間~3週間程度のサイクルで新しいお米と入れ替わるような保存方法が理想的です。面倒な方は、冬場は長くても2ヵ月で新しいお米と入れ替わるよう、夏場は10日~2週間で入れ替わる保存方法を取って頂けると美味しく召し上がれます。毎日食べるお米ですから、より良い環境で保管してあげてください。
Q2 普通精米と無洗米の賞味期限は?
A(保管)温度条件下(気温)→ (賞味期限)25℃ →  2ヵ月20℃ →  3ヵ月15℃ →  5ヵ月5℃  →  7ヵ月尚、この賞味期限は食べられなくなる期限ではなく貯蔵開始時と比較して食味に差が出る期限です
Q3 砕米、粉状質粒、水浸割粒の混入率と食 味の関係は?
砕 米(さいまい) ・・・割れた粒のこと 紛状質粒(ふんじょうしつりゅう) ・・・白く濁った色の粒 水浸割粒(すいしんわれりゅう) ・・・水に浸してしばらくするとヒビ割れする粒 A.洗い方を一定条件で行った場合 砕米混入率    8%以下であれば、大きな食味差は出ないという報告があります 粉状質粒混入率 20%以下であれば、大きな食味差は出ないという報告があります 水浸割粒混入率 10%以上になると食味への影響が出る可能性があります
Q4 どれくらい洗米すると米は砕ける?
(条件:200mlビーカーに米80g、水45g入れてスプーンで約80回/分のスピードで撹拌する)A洗米4分後から砕米が散見され、6、8、10分後には更に発生率が高くなります
Q5 粉状質粒が多く混入している場合の炊飯方法は?
  粉状質粒(白く濁った色の粒)A早切れする場合は、炊飯量を2割程度減らしてください洗米機の洗米時間を2分程度に抑えてくださいスイッチを入れる前に軽く撹拌(底部の沈澱を防ぐ為です)火力を弱くしてください(早切れ防止、炊飯時間を長く取る)加水量の倍率を0.03倍程度下げる等の対応を取ってみてください
Q6 炊き上がり後の「ほぐし」のタイミングは?
Q6 炊き上がり後の「ほぐし」のタイミングは?A遅くとも30分以内に行うようにしてください
Q7 ご飯が黄色に(黄ばみ)変色するのは?
アミノカルボニル(メイラ―ド)反応です 炊飯ジャー内の保温温度が高いほど起こりやすく、10℃以下ではかなり褐変防止できます
Q8 冷凍したご飯の品質維持は?
1日、1週間、2週間、3週間冷凍して、レンジで再加熱した場合 食味に影響はありません。3週間程度であれば食味は維持されます

Q9 お粥の炊き方 
Q9 お粥の炊き方   全      粥    米1:水5 七 分  粥  米1:水7 五 分  粥  米1:水10 三 分 粥   米1:水15の割合が目安です
Q10 赤飯の炊き方
①もち米と小豆の混合割合 ・小豆の混合割合は約10%程度が標準です ・汁を取る際は小豆(20%割合)を用いて濃い汁を利用すると良い色になります ②赤飯を蒸して作る方法 ・小豆を洗い、小豆が踊らない程度の火加減で小豆を硬めに茹でます ・茹で汁を冷まして小豆と汁を分ける ・もち米を洗い茹で汁の中に最低3~4時間(理想は7~8時間)浸漬させる ・もち米と、つけ汁を分ける ・蒸し器に蒸布を敷き、もち米と小豆の表面全体に打ち水をします ・強火で30~40分蒸して10分おきに「つけ汁」を表面全体に打ち水します ・もち米に芯が無くなったら完成です ③赤飯を炊いて作る方法 ・小豆を洗い、小豆が踊らない程度の火加減で小豆を硬めに茹でる ・茹で汁を冷まして小豆と茹で汁を分ける ・もち米を洗い、茹で汁の中に最低3~4時間(理想7~8時間)浸漬 ・もち米と、つけ汁を分ける ・普通精米のように同様に炊いて完成です 尚、うるち米を3分の1程度混ぜても美味しく頂けます
Q11-① 炊き上がったご飯がベチャつくのは何故ですか?
お米(精米)の状態 ①ヒビが入っているお米 ② 半分に割れているお米 ③粒が小さい(真っ白に白濁している米)混入率(Q3参考)の割合が高い場合の改善は難しいと思われます 。【混入率の割合によっては】現在の炊飯量を2~3割程度減らして炊いて頂くと 対流が起こりやすくなるので炊き上がりが多少改善できると思います 。【お米の見た目は綺麗なのにベチャつく】<  洗米、炊飯する際の注意点 原因として考えられるもの >1⃣過剰洗米(洗う時間が長い) 2⃣過長浸漬(水に浸す時間が長い) 3⃣高温浸漬 ・米過少 4⃣水過多 ・加熱不足 (早切れなど) 5⃣低温蒸らし ・ほぐし無しの放置 6⃣ご飯の練りすぎ 7⃣冷却時の結露(配送容器内の結露) 該当している項目がありましたら改善してみてください

← 荷崩れしたご飯

Q11-② よくあるケースとして
洗米後にザル上げをされている方は、水切りが完了したらできる限り早く水に浸して いただくことをお勧めします。洗った後水分を含んだお米が、空気にさらされるとお米が 乾燥により割れてしまいます。できるだけ早く計量した水に浸してあげてください 冬場は空気が冷たく、また乾燥もしていますので「ザル上げ」をされる方は、お米が 割れたり、ヒビが入らないようにザル上げ時間は、気を付けてあげてください
Q12 玄米の炊飯方法
玄米と水の割合 水  :  1 に対して 玄米 :  1.7~1.8 程度が好まれるようです 好みにもよりますが一般精米よりも3割ほど多めの水を入れるほうが好まれると思います 浸漬(水に漬ける)時間は10~12時間くらいが目安になります
Q13 ご飯を食べても太らない?なぜ?
*「インシュリンは”肥満ホルモン”と呼んでよいほど体脂肪の蓄積を促す働きに大変関係があります」「デンプン食品としては、ごはん、パン、パスタ、麺類、モチ、イモ、シリアル、バナナなどがありますが、インシュリン分泌刺激力はシリアルやイモが大きく、ご飯では小さい傾向があります」という報告があります。

*インシュリン・・・”肥満ホルモン”と呼んでよいほど体脂肪の蓄積促す働きに大変関係があります。具体的な役割は肝臓や脂肪組織で体脂肪が作られるのを活発にすることです。体脂肪の蓄積を抑え太らないようにするためには、インシュリン分泌刺激力の弱い食品を食べるようにすることです。

インシュリン分泌刺激力の強い食品とは、砂糖やブドウ糖などの糖分が多く含まれている食べ物です。余分な体脂肪をつけないためには、それらの食品を避けなければなりません。ごはんは、《よく噛んで食べる》ことで脂肪になりにくいですし、インシュリン分泌刺激力が弱い食べ物といえるので、1日3食のデンプン源にはごはんを選ぶのが望ましいといえます。

Q14 斑点米について

写真内の米粒に黒いシミのようなものがあります。
原因となるのは、米づくり以外にも家庭菜園などで
も害虫として扱われるカメムシの仕業です。

カメムシはお米が発育する前の柔らかい稲穂を

狙って中の汁を吸します。これによって黒い跡

が残りますが、食しても害はありません。

精米しても跡が残ることが多いのが厄介なと

ころです。

【米農家の防除対策】
メインとなるのは、薬剤による防除となります。
●稲の穂が出る出穂(しゅっすい)から米の粒が

発育、 肥大する登熟までの7月から8月末の

期間がカメムシの被害を最も受けやすい時期

です。

出穂して間もない、まだ柔らかい状態の玄米
(籾ごと指でつぶすと中から汁として出る程度)
に対してカメムシが吸引し、斑点として残ってしまうのです。

そのため、出穂してから登熟するまでの期間に

薬剤を散布、もしくは畦草(あぜくさ)の草刈り等

を徹底することで被害を軽減することができると

いわれています。

現在は育苗箱に散布する形で初期防除を行う米農家

も多いとのことです。

 

当社規格として1,000粒中、1粒以下となるよう

色彩選別機とガラス異物選別機を連座設置をし、

斑点米を除去するべく管理、調整をしております。

Q15 夏、未開封のまま14日以上経過。到着から暗い部屋(収納庫、納戸等)で保管。開封したら虫または糸状になっているものを発見した。

「お米は暗い納戸(なんど)、物置(棚)部屋、

パントリーに保管してたら大丈夫でしょ?

というご相談がありました。

 

結論から申しますと、

『1年を通して考えた場合、大丈夫とはい

えません

 

10月下旬~3月下旬あたりまでは、虫の発生

は少ないと思います。ただ、4月~9月の時期

気温も湿度も高くなり、納戸や物置等は

暗いですが換気されにくいことと室温の高い

状態が長くなる場合もありますので保管、保存

方法にはくれぐれもお気を付けください。

 

『使いはじめて途中から虫に気が付いた』

『未開封の米袋の中に虫がわいている』

初めて経験された方は驚かれると思います。

 

主に発生するお米の虫として、ふ化した幼

虫が糸くずのように見えるノシメマダラメ

イガと小型の黒い甲虫で卵からサナギまで

お米の中で成長するコクゾウムシがいます。

 

発生を防ぐには万全な予防が必要です

 

お米は密封容器に移し、容器は定期的に洗

い拭きするなど清潔に保つことが必要です。

また、常温保管の場合は1ヵ月くらいで食べ

きることがお勧めです。

 

『でも、、、新しいお米がご自宅へ到着した

とき、まだお米が余っていて、そんなに短期間

では食べきれないよ・・・』

という方もおられると思います。

 

そんなとき保管方法がとても重要になります。

 

保管は、風通しがよく、涼しく、日の当たら

ない場所が適当と言われています。お米の

虫は15℃以下になると活動が鈍くなり増殖

できなくなります。

 

虫が発生してしまった場合の対処方法

ベランダ等、日の当たる場所で清潔な紙にお米を

広げて虫を出来るだけ取り除くと良いでしょ

う。コクゾウの成虫は日に当たると逃げると

いわれています。この時あまり長く干すとお

米が乾燥してしまい割れてしまうので注意が

必要です。炊飯時もお米を洗うことによって

小さなコクゾウムシ等はかなり除去できます。

 

大量に虫が発生している場合

食味、風味が劣化している場合があります。

お米にわく虫には毒性が無いものの、人によっ

ては虫そのものが苦手な方がいらっしゃると

思いますので心配な方は食べることはおすす

めできません。

(農水省消費者相談ページ引用)

 

冷暗所

温度が低く(15℃以下)安定していて風

風通しが良く日光が当たらない場所

 

特に《梅雨時期、夏場など》

人間の不快指数が上がる季節は虫に

とって最高の環境下となります。

虫発生を抑制するため高温多湿は避けて

保存する必要があります。

 

冷蔵庫の保管が難しい場合

お米袋を発砲スチロール箱の中に入れて上蓋に凍った

保冷剤ビニール袋等に包んで乗せ、保冷剤の交換

適宜しながら保管すると効果があるとされています。

 

特に夏場は冷蔵庫で密封容器に入れて保存することが最適といえます。